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映画記録【フォードvsフェラーリ】

 

 

 

一週間以上前になるけれど見てきた。彼が見たいと言っていたのもあるし、SNSでなんだか話題だったので興味があった。ボヘミアン・ラプソディのときもそうだったんだけれど知らないこととか映画で知るきっかけになるのって凄いことよね。車の知識がほぼゼロの私なので車好きの人からしたらはぁ?ってなるだろうし、有名なエピソードなのだろうけど、優しい目で読んでください。(笑)

以下ネタバレあります。

 

 

 

 

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カーデザイナーとして活躍するキャロル・シェルビーにアメリカ最大の自動車メーカー、フォード・モーター社からあるオファーがとどく。

ル・マン24時間耐久レースで、頂点に君臨するイタリアのフェラーリ社に勝てる最強のレーシングカーを作って欲しい」というもの。

かつてル・マンアメリカ人初の優勝したシェルビーはフォードの【熱意】を感じ取り承諾する。実はシェルビーは優勝を飾るも心臓病を抱えその後レース界をリタイアせざるを得なくなったのだ。ル・マンまで残り90日まで切ったある日シェルビーは凄腕のイギリス人ドライバーのケン・マイルズのもとを訪れる。

こうして2人は無謀ながらも史上最速のレーシングカーを生み出すために挑戦していく。

 

 

 

 

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この2人仲悪いのか?と思わせつつ実はお互いを信用して力を認めあってるからシェルビーはケンにオファーしたし、ケンはオファーを受けたのだと思う。何よりケンを支えてる奥さんがもう…!!懐の大きさと言ったら…専門用語とかあまり分からないので知識的なところは言及できないのだけれど、男の人って車とかメカとか子供みたいに夢中になる事があるよね。それを見守りつつ諦めそうになったら、諦めるなと檄を飛ばすモリー(ケンの奥さん)に惚れ惚れした。

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企業VS企業みたいなとこがあるのかな?と思ったけれど、そうではない。男たちの闘いや意地が確かにそこにあって見ていて思わず涙が出そうになった。レースになってからは臨場感がさらに増してハラハラした。ワイルドスピードが好きでよく見るけど、それとはまた違ったリアルな臨場感が味わえた。感情移入しすぎてレース後のフォードの仕打ちには腹が立ったけど、ケンが最速だったからそれでいいと言わんばかりにシェルビーと二人で肩を組んで出ていくシーンにはなぜだかさっぱりとした気持ちにもなった。何よりエンジン音がとても綺麗で映画館で見るべき!と言われていた意味がすごく分かった◎その辺のヤン車が出すような音ではなくて、上品なエンジン音だよ!聞いてて心地よくなるくらい綺麗だった。

 

 

 

ラストの事故は悲しくてどうしようもない気持ちになったけども…

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私は作中のこのシーンが大大大大好きなのだけれど、ピーターとモリーのことを思うととても切ない。ピーターの中ではケンはいつまでも大好きなお父さんであり、憧れのヒーローだと思う。不慮の事故だったとしてもやるせない。私の父も車に関する仕事をしていて、いつもつなぎ姿で車の話をしたり、男友達とか弟が車の話をしたりすると嬉しそうに話すのを見ていたからなんだか、近しいものを感じた。ピーターは憧れの父の背中をおってレーサーを目指すのかな…実話とはいえ、なんとも切ないケンの終わりに胸が苦しくなった。ケンが居なくなってからのマット・デイモンの演技がとてつもなく素晴らしかった。ピーターに会いにいくシーンもとてつもなく感情が込み上げてきた。いつものように颯爽とシェルビーは現れるのだけれど、ケンがいないやるせなさとか後悔が隠しきれなくて。

 

 

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途中のケンとシェルビーの喧嘩はなんだかほのぼのとしていて、モリーが見物する気持ちも分かる。なんだか男の人っていくつになっても好きな物に子供みたいに夢中になったり熱くなったり女性からするとそんな面も可愛らしく見える。彼もそんな一面が有るからなんだか重なる部分もあった◎無謀な挑戦でも陰ながら見守りつつ、諦めそうになったら励ますモリーは私の目標だよ…好きな物に一生懸命になったり熱くなるのって素敵だよね。いくつになっても。

 

 

私は車はほとんど知らないのだけれど、それでもとても楽しめた作品だった!恥ずかしいことにフォード=人の名前だと思っていて、フェラーリをフォードという人が作るというストーリーだと思っていた…(おバカなのか

念の為彼にさらりとストーリーを教えていただいて(フォードがフェラーリに勝てる車を作るとか、ル・マンは24時間耐久レースだよとかその程度)挑んだのだけれど、そのくらいの知識しかない私でも楽しめたよ\(^o^)/

 

上映時間は3時間行かないくらいだったと思うんだけれど、体感時間1時間半じゃない!?ってくらい夢中になりました。なんといってもレースはハラハラするしだいぶ心拍数があがる。撮り方もそうだけど、あんなに臨場感があるなんてびっくりした!車好きは勿論、車のことを知らない人でもとっても楽しめるとおもう。わたしはもう一度見に行きたい◎